「AIvs教科書の読めない子どもたち」の続編なのかな。
私は↑を読んでないので、続編感はよくわかりませんでしたが。
今回読んでみようと思ったのは、RST(リーディングスキルテスト)について知りたかったから。
リーディングスキル。読解力を測るテストで東京だったら個人受験もできますが、多くは教育機関で団体受験するものみたいなのよね。
と思って調べていたら、体験版があるらしい、ということがわかり、その体験版をするためにはこの本を買わないといけないらしい、ということがわかり。
買いました。
やりました。
散々でした(笑)
いや、わかっていたよ。昔から読解力ないってよく言われてたもん。
散々というか、偏りがすごい。
一口に「読解力」って言っても、結局何ができる力なの?ってことがよくわからないじゃない。
まあ、なんていうか、文を読んで「こういうことだなぁ」と映像が浮かぶこと、とかって、教室でもお母さんたちに説明しているけどさ。
じゃあそういうスキルってどうしたら上がるんですか?
どうしてうちの子はそれができないんですか?って言われても、結構原因ていろいろあるよね~ってなっちゃうのよ。
たとえば語彙レベルが低い、”てにをは”がわかってない、体験経験不足などなど。
どれが原因かわからないし、だいたい「全部足りない」みたいな子が多いから、まずはしっかり音読して、あと、本読みましょう、みたいなことしか言えないんだけど。
このテストではその原因がよくわかります。
例えば私は「具体例同定」というスキルが壊滅的。20点の配点で1点しか取れなかった(ほんとにひどい)
他はまあ何とか社会人の平均くらいは満たしていたからちょっと安心。
具体例同定ができない人は、定義文がしっかり読めてない。
確かに、答え合わせをすると、読み飛ばしたり読み間違えたりしていたものや、そもそもの知識がたりない(間違えて覚えている)とかもありました。
こういう子、多いよね。
「よく読めばわかるのに。ついうっかりしちゃって」っていう子。
はい、私です。
でもそれはだから読解力だったのよ。ついうっかりじゃないのよ。間違うべくして間違ってるの。
体験版だから結果(点数)しかわからないけど、本テストを受けるとアドバイスももらえるらしい。
受けたいなぁ・・・。
この本は教育関係者向けに書かれているっていう感じで、国語の先生用に授業案が載っていたり、家庭では親が、子どもにこんなふうに関わってあげるといいんじゃないかな、みたいなことも載っています。
このへんの話題は本の最後のほうに書かれているのですが、ここを読むと「昔の育児に戻れ」みたいなかんじでした。
昔の人間のほうがAIに負けない(AIには苦手な読解力がある)ってことなんでしょうか。
文字情報からは読み取れないけど映像から、音声から、など、ほかの情報源から学習できるならそれでもいいような気もしたりしなかったり・・・。
まあもしよかったら皆さんも読んでください。
ご意見いっぱい聞きたくなる本でした。