本の感想

読解力が大変です

AIに負けない子どもを育てる
新井 紀子
東洋経済新報社
2019-09-06



「AIvs教科書の読めない子どもたち」の続編なのかな。
私は↑を読んでないので、続編感はよくわかりませんでしたが。

今回読んでみようと思ったのは、RST(リーディングスキルテスト)について知りたかったから。
リーディングスキル。読解力を測るテストで東京だったら個人受験もできますが、多くは教育機関で団体受験するものみたいなのよね。
と思って調べていたら、体験版があるらしい、ということがわかり、その体験版をするためにはこの本を買わないといけないらしい、ということがわかり。

買いました。

やりました。

散々でした(笑)
いや、わかっていたよ。昔から読解力ないってよく言われてたもん。

散々というか、偏りがすごい。
一口に「読解力」って言っても、結局何ができる力なの?ってことがよくわからないじゃない。
まあ、なんていうか、文を読んで「こういうことだなぁ」と映像が浮かぶこと、とかって、教室でもお母さんたちに説明しているけどさ。
じゃあそういうスキルってどうしたら上がるんですか?
どうしてうちの子はそれができないんですか?って言われても、結構原因ていろいろあるよね~ってなっちゃうのよ。
たとえば語彙レベルが低い、”てにをは”がわかってない、体験経験不足などなど。
どれが原因かわからないし、だいたい「全部足りない」みたいな子が多いから、まずはしっかり音読して、あと、本読みましょう、みたいなことしか言えないんだけど。

このテストではその原因がよくわかります。
例えば私は「具体例同定」というスキルが壊滅的。20点の配点で1点しか取れなかった(ほんとにひどい)
他はまあ何とか社会人の平均くらいは満たしていたからちょっと安心。

具体例同定ができない人は、定義文がしっかり読めてない。
確かに、答え合わせをすると、読み飛ばしたり読み間違えたりしていたものや、そもそもの知識がたりない(間違えて覚えている)とかもありました。
こういう子、多いよね。
「よく読めばわかるのに。ついうっかりしちゃって」っていう子。

はい、私です。
でもそれはだから読解力だったのよ。ついうっかりじゃないのよ。間違うべくして間違ってるの。

体験版だから結果(点数)しかわからないけど、本テストを受けるとアドバイスももらえるらしい。
受けたいなぁ・・・。

この本は教育関係者向けに書かれているっていう感じで、国語の先生用に授業案が載っていたり、家庭では親が、子どもにこんなふうに関わってあげるといいんじゃないかな、みたいなことも載っています。
このへんの話題は本の最後のほうに書かれているのですが、ここを読むと「昔の育児に戻れ」みたいなかんじでした。
昔の人間のほうがAIに負けない(AIには苦手な読解力がある)ってことなんでしょうか。

文字情報からは読み取れないけど映像から、音声から、など、ほかの情報源から学習できるならそれでもいいような気もしたりしなかったり・・・。

まあもしよかったら皆さんも読んでください。
ご意見いっぱい聞きたくなる本でした。

読書感想文その2エルマーの冒険

私の感想文「モテる男子の条件」

この夏、私は推しメンが一人増えました。
彼の名前はエルマー。エルマーの冒険の主人公です。
エルマーは、かわいそうな竜を助けるために猛獣のうじゃうじゃいる「動物島」に単身で潜入します。
しかも、潜入方法がすごいんです。
家にあった空の麦袋に入って荷物に紛れて貨物船に乗り込みます。
家に空の麦袋なんてある?少なくともうちにはない。きっとエルマーのうちはお金持ちなのでしょう。
島についてからも、リュックに入っている様々なものを使ってどんどんピンチを切り抜けます。
リュックに荷物を詰めていたときは、何の変哲もない歯ブラシやヘアブラシ、虫眼鏡や輪ゴムなど、いかにも冒険旅行に持っていきそうなものばかり。キャンディー、チューインガムはおなかがすいたら食べるのかな、と思っていたけど、それがあとあとあんなに役にたつなんて本当にびっくり!
エルマーは本当に頭がいい。
優しい上に勇敢で頭もいい、こんな男の子が同じクラスにいたら絶対モテモテだと思います。

それにきっとエルマーは英語がペラペラです。
エルマーの冒険はもともとアメリカの人が書いた本だからです。
いま、英語を話せるようになりたいと思っている私にとって、エルマーは本当に理想的です。
もし本当にエルマーがいてくれたら、絶対に友達になって冒険の話を英語で聞かせてほしいです。
でもモテモテでみんなの人気者のエルマーに話しかけたりおともだちになったりできるかな。
遠くからドキドキしながら見ていることしかできないかもしれません。
私にも、せめてエルマーの半分くらいでも勇気があったらいいのにな

読書感想文その1「100万回生きた猫」

私の感想文:「やり直す人生」
たまに「人生やり直せるとしたら何歳の時に戻りたい?」とか「もし生まれ変わったらどんな人になりたい?」などと話題になることがあるが、私はあまり人生をやり直したいと思ったことがない。
せっかくここまで育ったのに、なぜまたはじめからやり直さなくてはならないのか、やり直して今よりよくなることなどあろうか、そう思いがちである。
でもそれは恐らく私の今の人生がとても恵まれているものだからなのかもしれない。
私はこの本「100万回生きた猫」を読んでそう思った。
猫は100万回死んだが、毎回悲しみがなかった。
100万人の飼い主はみんな泣いて猫の死を悲しんだが、猫自身は飼い主や現世に未練はなかった。
未練はないのにまた生まれ変わった。
私は何となく、現世に未練があるからこそまた生まれ変わって、輪廻転生すると思っていた。
でも猫はそうではなかった
未練はない、でも満足もない。
満足しなかったと言う未練があったと言うべきかもしれない。
そして100万1回目、ついに猫は悲しみを感じる。
最愛の伴侶を失ったのだ。
猫は悲しみながら、ついにそのまま生き返らなかった。

人生とは悲しみを味わわなければ全うできないのだろうか。
悲しみを感じなければえん魔さまに「お前まだ修行が足りん、やし直しじゃ」と追い返されるのだろうか。

なんとこの世は苦しいところなのだ
まさに修羅の道

いま、この現世を満喫している私は、何となくまたこの世に戻ってきてしまいそうな気がするのであった。

読書感想文のお守(も)り2023

毎年、ちょっと楽しみな、仕事のような趣味のような
教室の子らの読書感想文相談の季節がやってきました。
今年は主にお二人

一人は「100万回生きた猫」もう一人は「エルマーの冒険」

すみません
どっちもちゃんと読んだことなくて…
お陰さまで読みましたよ。
どちらもいい本ですね~

二人は別々の小学校に通っているのですが、どちらも東大阪市立ですし、お隣の小学校なので、どうやら同じテンプレートを使っています。

書き出しがほぼ同じ
接続詞も同じ

まあ良くできたテンプレートで、あてはめて書けばそれなりに体裁の整った作文になるわけですが。
問題はどう膨らませるかなのよね。
テンプレートはおなじなのに文字数条件は学年によって違うわけで(そう、つまり今回の二人は四年と五年なのに同じテンプレートが提供されていた)

良くできてるだけに手放すのはなかなか勇気がいるようで、どうしてもあてはめて書こうとしちゃうのよね。

ほんま、変な親切大きなお世話

私だったらこんな感想かなって言うのを作文風にかいてみたからもしよかったら読んで
https://coachpao-fight.dreamlog.jp/archives/5438961.html

https://coachpao-fight.dreamlog.jp/archives/5438962.html

謎の自信が満ちている

_20221210_190752
10年以上前、このいいこと日記に出会って、手帳がわりに使ってみたら、なんとか一年書き続けることができました。
「これはなかなかいい」と、翌年も買いましたが
今度は全然書けず、やはりあたしに日記は無理だったのだとそっとお蔵入り…

今日本屋をブラブラしてたらこんなにスタイリッシュに生まれ変わっていました。

ちょっとパラパラめくって見たけどとってもイイ感じ💕
今度こそ続けられるかも…
毎日書かなくてもいいんだし、あたし最近ひまだし、
いいこと探しした方がいいって思ってたし

きっと大丈夫!
これなら続けられそう!

と、謎の自信がムクムクと湧いてきて

カッチマイマシタ…



やれやれ…




やれやれ…
記事検索
月別アーカイブ
//-->
QRコード
QRコード
タグクラウド